カプ厨で夢厨で厨二病で高二病なオタが好きな物を欲望のままに書いています。

2022年9月18日日曜日

「カリギュラ2」ネタバレあり感想

 女主人公で一週目までのネタバレがあります。
 5章途中までを昨年夏、以降をつい先日からプレイ。
 クリア直後の感想なので落ち着いてくるとまた変わるかもしれませんが、ひとまず。
 
 
◆ストーリー関係

 リグレットが人間はメタ視点で中盤には気付いていた(多分そういうプレイヤーは多そう)のですが、まさかああいうキャラ付けとは想像も出来ませんでした。
 ただ、それでモチベーションが落ちなかったのは、なんなら作中キャラで一、二を争う共感があったためです。もちろん声優さんの熱演が素晴らしかったのもあります。好きですよ、リグレット。というか、小夜子。
 sasakure.UKさんずっと追っていることもあって、リグレット戦の「SINGI」→「SINGI((Remix))」の流れ最高に上がりました。そこをキィの「SINGI」で潰して帰宅部の必殺技で締めるのも、とてつもなく楽しかった。

 ところで、私は女主人公ものや男女選択型女主人公ものに不満を抱えている人間で、女主人公の外見やモーション、GL要素や制作の特定ヒロイン推しにコントローラー放るんですけれど、今作は概ね許容範囲でした。逆に言うと、ここのライン超えるともう駄目。
 最近のフルプライス商業女主ゲーには珍しい作品でありがたさしかない。
 「シル幻」「Ruina」「かもかて」等々過去のインディー系名作に籠もるしかないと最近ひしひし感じていたので。時間が経つごとに良作の女主ゲーが減っていく(「かもかて」は女主ゲーとはちょっと違いますが)ので本当に嬉しいです。
 私は男主人公ものと同じ程度には信頼萌えや異性からの恋愛要素を感じたいし、同性とは友情を築きたく、それは乙女ゲームでは味わえない醍醐味なのです。



◆キャラクター

・帰宅部
 男性キャラなら小鳩先輩、女性キャラなら二胡が大のお気に入り。
 吟は普通にリアルでお友達になりたい。
 他のキャラクターも大体好きで、WIREをキィが残してくれたのはとても嬉しかったです。
 茉莉絵に関しては悪い意味で思い入れがないところであの選択だったため、女主人公とは視点とプレイ感覚が変わる男主人公でやるべきだったかなと後悔しました。が、その後キャラエピ完遂して気持ちの収まりどころを見つけたかな。制作側との感覚の乖離が起きてちょっともったいなかった。ただ、帰宅部内で一番気持ちが分かるのは誰かと問われたなら、茉莉絵(水口茉莉絵)かもしれないという、複雑な子。
 
 キャラエピは二胡が一番のお気に入り。
 二胡モードと一織の差や、素と演技が混ざった声色がもうツボです。
 次点で鐘太先輩かな。
 
・楽士サイド
 小夜子いいよね小夜子。小夜子のコミュ障な下りとか……一番刺さりました。演技の生っぽい駄目さや、既に表情筋が歪んでいて性格出てるところとか、キャラ的にもお気に入りです。
 今クリア直後なこともあり小夜子のことしか頭にない。
 
 

◆システム

 戦闘システムが好み。
 最近は難易度イージーで済ませがちなんですが、公式サイトやPVでの戦闘システム説明を見てノーマル設定で初めて、最後まで変更することはありませんでした。それでプレイ時間が膨らんだところはあるものの慣れれば慣れる程ジャイアントキリングしやすくて。いいですね、この戦闘。
 そこそこ頭を使うのでぶっ続けのプレイが厳しいことが難点でしょうか。
 
 最終メンバーは、部長・小鳩・二胡・吟。私の中では火力とコンボ重視の時短メンバーです。
 二胡でバフからのカウンターで空中上げたまま行動させないという。相手のレベルや行動順に拠っては二胡も対空攻撃。
 これでブラフマンやリグレット一戦目でボルテージ消費せず一発クリア出来たのは、戦闘下手な私としてはですが、なかなかの快挙でした。
 
 
 


「SINGI」と女主人公目当てにプレイしましたが、大満足でした。

 主人公=あなたしていいならキャラメイク要素が欲しくないと言えば嘘になりますけれど、そこに予算を割ける作品でもないのは分かりますし。
 そこに割くならテキスト、特に選択肢やその反応の変化を増やす方に割いて欲しい。
 きちんと反応の変化が起きるような選択肢はいくらあってもいい! ……というのは些か暴論だとは思いますが、没入感がてきめんに変わるのは確かです。
 
 ……いや身長くらいは変えたかったかも低身長萌え……いやそれ言ったら顔の作りも……まあ、キリがなくなるのでやはり一切ない方が無難でしょうか。でももう少し背丈小さくて良かった。男女選択型女主人公の見た目に納得出来たことは、大手の予算潤沢な作品でもありませんから仕方のないことでしょう、うん。
 
 ともあれ、とても楽しませてもらいました。
 出来れば三作目も期待したい。フリューさんお願いします。