カプ厨で夢厨で厨二病で高二病なオタが好きな物を欲望のままに書いています。

2022年9月22日木曜日

「カリギュラ2」ネタバレあり感想(承前)

 二周目をプレイ後、キャラクター周り中心に話しています。
9/23劉都小鳩の順序ミス修正。
 
 
◆帰宅部について
 正式加入順かつ、コンパクトに
『「カリギュラ2」ネタバレあり感想』に書いた通り、男性なら小鳩女性なら二胡が一番のお気に入り。吟は相棒。

・能登吟
 親友で相棒。リアルに友達になって欲しい。
 ムーくんに対して過剰に厳しかったりするところ含めて好きです。ムーくん作のくまさんを持っているところが、認められるところはきちんと認められる感あってそこも好き。
 出版系と一言で言っても多様のため、どれくらい自由な雰囲気の職場かは分かりませんが、会社によっては(吟さえ気持ちに一区切り付けた後なら)結構快適(今までの吟比)にやっていけるのではないかな、と。

・編木ささら
 登場時の言動でこれは……となった愛すべきおばあちゃん。私の場合家族というより近所の親しいおばあさんで居て欲しい。
 いつでも優しく強いささらが帰宅部立ち上げメンバーなのは幸運でしょう。茉莉絵の処遇に関してさえ穏やかながら力強く背を押してくれた彼女が怒りを滲ませるシーンは圧巻。
 外見は完全に若い頃シミュレートしたものかな?

・宮迫切子
 しっかりしていて部長が踏み込む必要性感じないかっこかわいい子。戦闘でも頼りになる。格好いい。
 切子は明らかに万人受けする美少女顔として描かれていて、黒髪ロングもさぞ似合ったろうな……と思えます。というかもう髪色や髪型大体なんでも似合うでしょう。
 部長が踏み込む必要性云々言いましたが、いずれ自分で決着を付けられたにせよ、それを早送りする一助にはなっただろうと考えています。というか本作のキャラエピは多かれ少なかれその傾向を感じる。

・釣巻鐘太
 選べなさが極端すぎる反応面白い系風紀委員。捕縛術が便利で中盤の要でした。
 私はどうしようもない状況なら撃って欲しいし、その判断を現実でも支持してきた人間ですが、鐘太(実際に撃った当事者)は結果どうなったかが常に付いて回る上世間でも騒がれるのだから、キツいですよね。
 キャラエピを超えた彼のスキルが敢えてのワンショットなのは実に彼らしいというか……。

・天吹茉莉絵
 悪い子ではないがベタすぎて女部長でのプレイでは今ひとつ。一周目男部長でやればよかったと後悔。
 私が現実に水口タイプの人間からアレされたこともあって、余計にコメントしづらいですね(とはいえ、水口には共感もある)。
 まあ、そういう相手に対してでも大きな決断を迫られる瞬間というのは存在しますし、もしかしたらそこまで含めて制作者の掌の上かもしれません。

・月島劉都
 賢く責任感もあり、まさに上に立つのが向いている子。火の玉ストレートすぎるから参謀向きかも。
 実は帰宅部の面々が愛い奴よのう……みたいな雰囲気を醸し出してくるまで実年齢に思い至りませんでした。多分、みんな薄々気付いてるんですよね(というか劉都に限らず互いの後悔に薄々気付きを得ていそうです)。
 キャラエピラストの台詞のせいで、二次創作する時の部長の設定が劉都以上に決まりましたね。あざとい。

・風祭小鳩
 メビウスに囚われるまでは間違いなくクラスの上澄み寄りだった気がする。悪役を買って出られる人。
 初期キャラエピ&3章で切子と茉莉絵を優先して女部長に塩対応な辺りは、ぶっちゃけ差分力尽きてる感あるんですけど、各々実は元アイドルと楯節のマドンナである事実にモブと主人公の考えを振りかけると言い訳の効く範疇でしょう。
 男部長にも別に塩ではなく普通に先輩後輩として接してくるのが、まああざとい……。気負いがない分男部長へのWIREの返信は素の彼が見えていいですね。

・駒村二胡
 一織と二胡だと一織の方が親友に欲しいです。二胡は知人程度の立ち位置でも場を円滑にしてくれそうで嫌いじゃないですが。
 ネグレクト被害者が相手を悪く言わない上その人から離れられないこと多くて(距離を置けた人も居る)、知識言うかリアル知り合いに一織・二胡に近い境遇の人が複数いるからなんですが、最終エピでちょっと辛くなりました。上手くいかなかった時は親元離れて切子とケーキ屋さんやって欲しい。

・キィ
 吟とささらにたしなめられていた前半からの成長ぶりが眩しい。デコ属性その1。
 お前の後悔をついぞ知ることはなかったと別れ際語られますが、それは最初のカタルシスエフェクト覚醒時以上の情報をキィが知らない、という解釈でいいんでしょうか。
 因果系譜やキャラエピはキィ成長譚にも繋がるため、部長を一キャラクターとして二次創作する場合にもやりやすいのがいいですね。キャラエピはおいしい発言かなりもっていかれてますが……もやもやする局面もありました。分かりやすいところだと小鳩エピ。

・部長
 デコ属性その2。
 個人的に男部長のキャラデザが好みで、女部長はこう……もうちょっと……となっていますデコ(キィの半身だからというのもあるんでしょうけど男部長そこまでじゃないじゃんかーってなってます)。
 男部長が普通に黒髪で女部長が気持ち淡いのもちょっと。
 3Dモデリングの背丈はそれに関する言及がなく、ナイナイ出来るのでそこは良かったです。選べたら最善ですが。顔立ちは二胡の反応的にやや険があるで確定しちゃうのがもったいない。モーションがちゃんと女性キャラの物と言うだけで感涙出来るのが悲しい。
 キャラクリ型でもなかなか好みの女主人公パーツってないので、この辺りは致し方ないか。PC版レイアウトだと右のカラムに書いてありますが、男性向けな美少女キャラ萌えなのに男性向けキャラクリゲームですらイマイチなのはちょっと笑う。
 
 ゲームプレイ中はほぼ本名プレイ(苗字は変えるし男部長だと本名をもじる)でちゃらんぽらんに楽しんでいますが、一キャラクターとして考えた場合、あれらの選択肢を選べる&因果系譜完遂出来る&キャラエピ全踏破出来る部長という人はなかなかいい性格してそうです。
 カタルシスエフェクト的には自分を隠したい人物って印象あります。腕から手が黒くなって露出少なくなって見えるため。
 
 
 
◆楽士サイドについて

・マキナ
 思っていたより年を重ねていましたが、この頃はこの頃でそうした困惑がよぎる年齢ですよね。悩んだフリして時間経過で解決する(したことになった)人が多かったり、当時の切迫感を忘れて微笑ましい思春期の悩みとしてカテゴライズする人が多かったりして、彼の両親がそういうタイプだったのは可哀想だと思います。割とやっちゃいけない言動だと思うんですけども、過去を整形しちゃうのはなかなかどうして抑えきれないことでもあるし。

・パンドラ
 可哀想というか哀れ。どうするのこれ……感がすごい。まさかボス戦前の言葉が慣用的な言い回しではなく字面通りとは思わなんだ。2章でまあみんなそう思ってるものよ、くらいで流してた言葉が本当にそのままとは。
 リグレットの正体含め、節穴過ぎてちょっと笑うしかない。笑えない。いややっぱり笑うしかないです……強く生きて。
 花は本当にいいと思います。花は酷いものを剛速球で投げてくることもありませんから。公式は体制移行ミスや制作者の設定忘れ、制作者の経年による感性変化で本当に呪物投げつけてくる時ある。泣く。

・ムーくん
 だよねえとしか言い様がない悩み。かーらーの、ラスト周辺の大立ち回りは度肝を抜かれました。
 えっと……彼は現実に戻れたんでしょうか。戻れたとして、今後どうやっていくんでしょうか。今後が気になる楽士No.1……。

・#QP
 バブル経験していたらどうしようと考えていましたから、実年齢見てほっとしました。
 ぶりっこなのを一切包み隠そうとしないから友達出来るの分かります。女に対して割とドライなのを徹底的に隠そうとするぶりっこならともかく、そうじゃないからかなり好き。なんなら外見やファッションも一番好き。
 いい人と巡り会えるといいですね。

・ドクトル
 逆に実年齢見て、なかなかに青さを残していると驚きつつ、医者って割と二極になりがちだよなと納得もしたり。なんかこう……真莉愛と幸せになってくれ感がすごい。

・クランケ
 よく口にする「せんせい」が刺さる発音しているのが地味に彼女らしくて好きです。担当声優さんさ行がすごく耳に刺さるタイプで、私の貧弱な耳には厳しいのですが井手口真莉愛という人物にはよく似合っているかと。
 面白いキャラをしているけど、しみじみとリアルでは知人にすらなりたくないなと思わせてくれます。

・件
 吃音はねー……ある程度対処法もあるけど人によっては本当に「ある程度」まででしかないし……。
 誰かの言葉を借りて喋りたくなるのも、そりゃあそうだろうとしか言えない。
 やり口は嫌いだけど、お辛いが辺り一杯に散らばっていて彼女のその後もかなりきになります。

・ブラフマン
 結婚しちゃいけない人が結婚しちゃって、子供作っちゃいけない人が子供作っちゃったな。
 などと思うのは、私が小夜子にかなり共感度高めなせいでしょうね。

・リグレット
 自分語り大好き被害者面系自己中コミュ障という、私に刺さる要素ばかりのラスボス。声優さんのクソザコな演技といい敵サイドの中で一番好きですね。
 それはそれとして、ずっと帰宅部のこと見てた上であの「私悪くないもん!」はきちんと糾弾されるべきだし、帰宅部がきちんと不満等表明していたのは良かったです。多分ですが、どうせアレコレ理由付けて被害者続けるからかまへんかまへん。
 というか。
 WIREで「自分と友達になれる?」という問いがありましたけど、私としては「超無理」としか言えませんので、大好きなsasakure.UKさんの大好きな曲でボコれたのは気持ち良かったです。